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2017.03.30

グッドウッド・メンバーズ・ミーティングにおける1980年代、1990年代のマシンたち

1990年代後半のFIA GT選手権のマシンやドライバーが、グッドウッドに集結した。週末の冬の日、かつてサルテ・サーキットに響かせたであろうエンジン・サウンドを撒き散らかしていた。インディカー・レースで4度チャンピオンに輝いたダリオ・フランキッティはかつての仲間のアラン・マクニッシュ、ローレント・アジェロ、ステファン・オルテリらと共に1998年のル・マンの優勝車であるポルシェ911GT1を軽快に走らせていた。


さらに、別のグループでは、マーク・サンプターが乗るポルシェ911GT1や、ウルリヒ・シューマッハーが乗るフェラーリF40LMが姿を見せた。残念だったのは、メルセデス・ベンツCLK GTRが展示されていたものの、こちらは走ることなく吹きさらし状態で展示されていたということだろう。


2台の風変わりなグループAのサルーンも過去のBTCC時代の輝かしいレース・シーンを回想するように走行した。有名なエッゲンバーガー・テキサコ・カラーのシエラ・コスワースや、ローバーSD1、コンピュータビジョンのMGメトロの姿もあった。

「30年前に戻った感じだったよ」と、ベテランのスティーブ・ソパーは、TWRジャガーXJ-Sをドライブした後にコメントした。「とても愛すべき良いエンジンだけど、クルマはちょっと重すぎるな」とも語っていた。


元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、1985年のスパ24時間耐久でロベルト・ラバグリア、マルク・スレールと組んで優勝したマシンであるBMW635CSiと再会を果たした。


「こいつは、私にとって特別な1台です」とベルガーは感激していた。「635は今まで運転した中でもっとも素晴らしいクルマの1台です。F1に移って感じたのは、多くをこのクルマから学んだということです。そして、今回のグループAのデモ走行のイベントは、クルマが素晴らしいということだけでなく、すべての人々を過去の懐かしい時代に呼び戻してくれました」と語った。


プロトタイプ・スポーツカーも総出演だった。伝説的3ℓ時代のV8サウンドや、V12のノイズをけたたましくサーキットに響き渡らせていた。その中には、ロブ・ホールが運転するジタン・マトラMS760といった貴重な1台もあった。また、CLASSIC & SPORTSCARのアラン・ド・カデネットはマーク・デービスが運転するマクラーレン・コスワースM8Cに試乗した他、ローラ・カデネット・フォードT380にも乗り込んでいた。


「ぼくにとっては正体不明のマシンが沢山あります」と、現在の英国のポルシェ・カップの「特待生」である22歳のチャーリー・イーストウッドは言う。シュツットガルト・ワークス・ミュージアムから908-3のステアリングを握ることが許されたこの若きドライバーはこうコメントした。「自分はパドルシフト以外の、マニュアル・シフトのモデルは運転したことがありません。ですから、908のステアリングを握るが楽しみです」というイーストウッドは、908-3をドライブした後には、旧い時代のレーシングカー達の虜になっていた。

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