SUPER ZOIL 高性能な銘機を愉しむために


思う存分走らせてこそ、クラシックカーは真価を発揮してくれる。ジャガーEタイプのようなレーシング由来のモデルはなおさらである。スーパーゾイルによる完璧な潤滑は、末永く高性能を愉しむために欠かせない。
 
流麗なスタイルや存在感に眼を奪われがちだが、しかしジャガーEタイプの魅力はシャシー構造やパワートレーンにも及んでいる。シャシーは当時最先端のセンターモノコックとレーシング由来の鋼管フレームを組み合わせたものだし、一方パワートレーンは、ツインカムヘッドを与えられたストレート6である通称XKエンジンが奢られている。ル・マンにおいて5度も総合優勝を記録した生粋のレーシング・ユニットを原型とする高性能エンジンである。

ジャガーの名を世界中に知らしめた2シーターのスポーツカー、XK120に搭載され1949年にデビューしたXKエンジンの設計がいかに進んでいたかを証明するエピソードは数多あるが、この銘機が最終的には1992年まで作り続けられたという異例のロングライフを挙げないわけにはいかないだろう。

OEW(オールド・イングリッシュ・ホワイト)のボディを持つEタイプ・シリーズ1は、その長大なボンネットの中に、4.2ℓのXKユニットを搭載している。6気筒以上のエンジン形式ではV型が全盛の昨今だが、しかしストレート6が贅を尽くしたエンジンであるという事実は変わらない。そしてEタイプは、ファースト・プロダクションから53年が経過した現代の路上においても、スタイルから想像される以上の非凡な速さを見せる。英国人がジャガーEタイプを“エバーグリーンカー”と呼ぶ秘訣が走りの面においても確かに宿っているのだ。

とはいえ我々クラシックカーを愛好する者たちは、この力強さに大いに敬意を払う必要がある。なにしろそれは、半世紀前の最先端テクノロジーなのだから。常日頃のメンテナンスはもちろんのこと、入念な暖機や、エンジンを最高のコンディションに保つための努力も惜しむべきではないだろう。

1993年の誕生以来、クラシックカー乗りに愛されている「スーパーゾイル」。一般的な添加剤とは異なり“エンジンを再生させる”機能を持ったこのエンジンオイルは、現在では「スーパーゾイル エコ」としてさらにその性能が高まっている。エンジンオイルによって潤滑されているエンジン内部の擦動部分だが、もちろんクラシックカーが経てきた年月を考えれば、その表面が荒れていたとしても不思議ではないだろう。「スーパーゾイル エコ」は、擦動部分を平滑に再生することで潤滑を助け、冷却系の温度上昇を抑えるといった耐久性の部分にも効果を発揮するが、気筒内の圧縮を保ち、フリクションの低下によってエンジンの鋭い吹け上がりやパワーアップにも明確な効果を約束してくれる。

ソフトトップを下ろすとロードスター・ボディの優雅さが映えるジャガーEタイプ。だが「スーパーゾイル エコ」によってポテンシャルに磨きをかけられたXKユニットをハイレブ域まで回したときの官能性は、ル・マン・ウィナーの末裔であることを強く感じさせてくれる。過給によって比較的低回転で最高出力を発生する現代のエンジンとは違い、ヒストリック・ユニットの最高出力はレブカウンターの上限近くで発揮されるのが常である。時代を考えればとてつもない値といえる265psを発生するジャガーXKユニットを愉しむためには、しっかりとエンジンを回して愉しむ必要があるということ。エンジンのオイル潤滑を完璧な状態に保ってくれる「スーパーゾイル エコ」は、クラシックカー・オーナー必携の頼れるアイテムなのである。


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